土間の打設作業についてどのようなことに失敗するのか?どうしたら失敗しないのかお伝えいたします。
作業自体は簡単そうに見えるのですが、実際やってみると結構難しい作業になります。
実際に難しいのは、均等にならす作業が一番難しく、しかも土間のコンクリートが硬化した後にわかることなどもあるため、失敗を後で知るということが起こる作業になります。今回はそのような失敗をしないためのコツをお伝えします。
土間の打設前の準備作業についてはこちらの記事をご覧になってください♪( ´▽`)
土間とは?
土間とは、屋内でありながら床板を張らず、土足での活動を可能としているスペースのことを指します。
この記事は
・土間打ちに必要な道具を知りたい人
・土間打ちにかかった費用を知りたい人
土間打設作業で注意すべき内容とは?
1,レベル出し(均し作業)
2,コンクリートの変色
3,クラック(ヒビ割れ)
4,表面仕上げ
この4点が一番重要であり注意が必要になってきます。この内容を失敗することなく作業を進めることができれば満足いく仕上がりにできるでしょう。
失敗しやすい4つの内容と失敗しないための方法
レベル出し作業
土間コンクリートの高さをどの位置まで高くするのか決める作業になります。
最初から土間のコンクリートの厚みは使う用途によって5ミリや10ミリと決めている人も多いと思います。その厚み分の高さを表すときには目印を付けておく必要があります。
この写真では土間の地盤に鉄筋を差し込んで鉄筋に目印を書いています。この目印を目安にコンクリートの高さを決めていきます。
レベルを出しやすいように等間隔に鉄筋を打ち込みます。
必ず目安になるものがなければ目だけで確認しても素人には難しく、後で部分的に高さが違うなどの問題が発生するので、必ず目印を付けて、確認しやすいようにしておきましょう。
ワイヤーメッシュを設置する。
【ワイヤーメッシュ設置後の写真】
メッシュをコンクリートを打設する範囲に並べていきます。
必ず地面にワイヤーメッシュは置かずに、地面とワイヤーメッシュの隙間は開けるようにしましょう。
ワイヤーメッシュ同士を固定していきます。
固定する時は、コンクリートを流し込んだ時に動かないぐらいに固定できれば大丈夫です。
均し作業
仕上げ作業の前に行う作業になり、均し作業は腕が必要となります。
レベルを出した後に、均等に均していくわけですが、この均等に平らにしていくことが難しいのです。
均等に平らにしていくためには、1500㎜ほどの木材やトンボと言われる道具を使って均等にコンクリートを延ばしながら凹み具合などがないかを確認しつつ作業を進めていきます。
コンクリートを入れた場合に均していく作業として、必ず木材、あるいはアルミトンボを使用して均し作業を行います。
真っ直ぐな木材を使ってレベルに合わせて均していく。
木コテで飛び出た砂利を押さえ作業を行い、鉄ゴテで均し作業を行う。
私の感想として、
私がおすすめしたいこととして、
コンクリートの変色
コンクリートの変色はコンクリートを作るための配合が変わると色が変わります。濃いグレー色になることもあれば、薄いグレー色や白い色になることもあります。
その変色を避けるためには、配合(水:砂:セメント:砂利)を常に同じ配分にする必要があります。計測しながら作業する方が確実ですが、極端に配合が変わることを避ければそう大きく変色することはありません。
【コンクリートが硬化した後の写真あちこちが色が濃かったり薄かったり】
もし変色した状態で硬化してしまったら?
個人的には塗った方がコンクリート表面の綺麗を持続できるし、見た目も綺麗なので、変色に関わらず塗ることをお勧めいたします。
クラックの発生
水分量が少ないと割れます。水分量が少ないと乾燥するまでの時間が短くなり、割れが発生しやすくなります。特にコンクリートの厚みを薄くすればするほど、蒸発が早く割れやすくなるのです。そのためクラック(割れ)が入る傾向にあります。
ポイントとして、
①土間を打設する前の地盤をしっかり固めてしまう事が大事です。コンクリートを打設した後に地盤が緩く地盤沈下が発生した場合にはクラックが発生しやすくなります。
②直射日光で気温が高い場合には、ブルーシートなどを利用して、養生することで、蒸発を抑え急激な気温変化に対応する事でクラックの発生を防ぐ事ができます。
③メッシュを入れて強度を上げることで割れにくくなります。
土間コンクリート表面の仕上げ
表面を仕上げるときに鉄ゴテを使いますが、綺麗に仕上がります。しかし見た目が綺麗に仕上げても、使う用途によっては少し工夫することも大事になります。
車やバイクをイジったりする場合には、表面がツルツルだと油などが付着した場合に滑りやすく危険な場合があります。用途をしっかり決めて仕上げを考えた方がいいです。
【粗目の土間仕上げ】
【ツルツル土間仕上げ】
仕上げの方法としても
失敗しないために上記内容を守って作業をすることで、失敗せずに土間を綺麗に仕上げることができます。
土間の打設作業で必ず準備する道具
アルミ製のトンボは購入せず木材を使用しましたので、トンボの費用は省きます。
かかった道具の費用総額は6903円かかりました。
レンタルした道具
一人で作業するときにあると便利な道具になります。
コメリパワーで実際にレンタルした道具です。料金は1日レンタルした金額を記載しています。
・プレートガソリン40k 2380円
購入資材の詳細 (32平米分)
・砂利 158円×72袋
・砂 158円×48袋
・ワイヤーメッシュ 498円×10枚
失敗したことで得たお勧めすべき道具
コンクリート表面を仕上げるために使いますが、安物の鉄ゴテだとスジ(跡)が入りやすかったり使いにくかったりするので良いものの購入をお勧めします。②木材を使ってコンクリートのレベル合わせと均し作業を行っていましたが、絶対にアルミ製のトンボを購入した方がいいです。トンボを使うことで表面の仕上がりも違いますし、何よりも作業性が抜群に良いことが最大のメリットになるためお勧めします。
職人の仕事をど素人がやることは非常に難しいですが、注意点などを知ることで、作れないことはありません。
失敗に恐れず、何よりもDIYを楽しみましょう♪(´ε` )
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